Testosterone著 筋トレが最強のソリューションである~筋肉が人生を変える科学的な理由~第四章第五章

2019年07月30日

前回の続きでーす。


第四章  仕事ができる人はなぜ筋トレをしているのか

アメリカでは太っている人は自制心が弱く自己管理すらできないとされ雇用されにくい一方、マッチョは自制心や自己管理能力が証明されているので真逆の評価。

海外における日本人のイメージは「華奢で頼りない」なので日本人がマッチョだと超評価される。ビジネスシーンにおける筋肉の恩恵は計り知れない。

成功してる奴としてない奴の差なんて体力くらいしかない。筋トレこそ最強の自己投資。すべては筋肉。

間違ったフォームでしてもケガをする。食事と睡眠をおろそかにしたら筋肉は減少する。これは仕事でも同じ。正しい努力を見極める力、周囲の人に意見を求める素直さを持て。

グローバルに働きたいなら語学だけじゃなく筋肉があれば打ち解けるまで2分。筋肉で世界を制するのだ。

”生物として弱い”と認識されるとナメられる。”危険な生物”と認識してもらうには筋肉。

クリスマスにあえて筋トレする事により「恋人と過ごしてる連中に負けてたまるか!

」というハングリー精神を生む。クリぼっちは敗者ではなく勝者だ。

スーツがはち切れんばかりの胸板があるだけであなたの話に説得力が生まれる。どうしたらいい?そう、ベンチプレスだ。


testosterone×久保孝史 世界のハイパフォーマーは必ずと言っていいほど筋トレしている


ーー日々仕事に追われているビジネスパーソンがトレーニングをする意義はどんなところにあるのでしょうか?

 多くの海外のエグゼクティブたちが貴重な時間を割き、筋トレや運動を習慣化しているという事実は筋トレが果てしなく有意義である証拠の一つ。オバマ前大統領は週6回朝7時から45分間の筋トレと有酸素を合わせたワークアウトを行っていることや、激務の合間にバスケットボールを楽しんでいることを明かしている。マーク・ザッカーバーグも少なくとも週3回、朝一番のランニングを欠かさない。

ーーエグゼクティブたちがこぞってトレーニングを生活に取り入れている一番の理由はなんでしょうか。

 もっとも重要な理由の一つは間違いなく健康管理だろう。健康を失えば情熱を持って長時間仕事と向き合う事すらできなくなってしまう。Mint.com創業者のアーロン・バッツァーは「いいワークアウトなしに毎日14時間働くなんて不可能だ。もし運動をしていなかったらひどく疲れてしまうし、集中力にも欠けてしまうだろう」と語る。彼の一日はまず18、19時まで働いた後、夕食と筋トレなどに2時間費やし、再び1時頃まで働くというものだという。まさに「心身を健康に保ち、パワフルに働く」ために鍛えている。

ーー筋トレや有酸素などの運動は集中力や生産性、記憶力、創造性の向上にも役立つという話も聞いたことがあります。

 ハーバードメディカルスクールの研究で、定期的なエクササイズは記憶力、集中力、頭脳明晰さに関わりの深い化学物質の分泌を助けることが証明されている。オックスフォード大学の奨学制度は学問と同じくらいスポーツの成績も重視する。それは「良い習慣」を持っているからだ。自分のゴールを設定し、計画を作り、実行するための時間を作り、実行し、分析し、軌道修正する。仕事も勉強もスポーツもすべて本質を見れば同じなのである。ゴールオリエンテッド(目的志向型)な人は、どの分野においても成功しやすい。

 シドニー大学のMavrosらが進めているプロフェクトでも筋トレが脳に与えるポジティブな影響についていくつかの知見を発表しています。彼らの報告で①高齢者でも筋トレをすると、筋力が上がり、認知機能が向上し、心肺機能も向上する ②認知機能は心肺機能ではなく筋力と強く関係している  ということが明らかになりました。

ーートレーニングは脳にいい影響を与えることにはすでに科学のお墨付きがあるんですね! ホルモンの働きが見逃せないという見方もありますね。

 testosteroneさんの由来にもなっているテストステロンは40歳をピークに1年ごとに1%から2%ずつ低下していきます。そして、血中のテストステロン濃度が低いと肥満やアルコール中毒、ストレスなどの原因になることが報告されています。筋トレをすることによって血中のテストステロン濃度を高めることができることが数多くの研究で報告されています。

ーーテストステロン値とビジネスにはどんな関連があるのでしょうか?

 「金融関係のトレーダーは男性ホルモンのテストステロンの濃度が高いときほど好成績を挙げている」ということが報告されています。テストステロンの分泌によって自信と集中力が高まり、それが好成績につながっている可能性があるということで話題になりました。

 ビジネスに必要な資質の多くは筋トレと切っても切り離せないものばかりだ。鬼スケジュールのオバマさんもやっているんだから、時間がないとかいう言い訳は聞きたくありません!


第五章  ダイエッターこそ筋トレすべき本当の理由

筋トレ⇒代謝が上がる⇒体脂肪が加速度的に落ち始める⇒引き締まった体の完成

競争相手のいるビジネスや受験と違い、運や才能は関係ねえ。筋トレと食事制限だけは絶対に裏切らないし、やった分だけ確実に実る。面白そうだろ?

断捨離して一番効果のあるモノが何か知ってるかい?必死で筋トレして体脂肪を脱ぎ去った時の効果は想像をはるかに超えるぞ。

ダイエットや運動は一時的にすればいいものだと思ってない?じゃあ質問です!歯の健康を保つために2週間だけ磨いてやめますか?

…やめない、一生磨き続けるの。

ダイエットの定義を「理想の体を手に入れる手段」とするなら筋トレが最強のダイエット法だ。体重を気にするのは間違っている。大事なのは体。


testosterone×久保孝史 筋トレ+有酸素が最強のダイエット法である


ーー巷にはいろんなダイエット情報があふれています。何をやっていいのかわからない、という人が多いと思います。

 ダイエットを「体重や体脂肪を減らすこと」と定義するならば、「摂取カロリーを消費カロリー未満に抑える」ことが大前提です。被験者を筋トレのみ、有酸素のみ、筋トレ+有酸素の3つのグループにわけ、それぞれ体重、体脂肪率、体脂肪量、筋肉量、太もも周囲径、ウエスト周囲径に及ぼす影響を調べた報告によると次の結果が出ました。

①単純に体重減少を目的としているのであれば、有酸素運動及び有酸素運動&筋トレの組み合わせが効果的

②体脂肪率や体脂肪量を減らしつつ、ウエストを引き締めたいのであれば有酸素運動と筋トレの組み合わせが効果的

③筋肥大が目的であれば、筋トレ単体で行うのが効果的

④筋肉をつけずに体重を落としたい、という人には有酸素運動が効果的

 アメリカにスキニーファットという言葉がある。体重だけ見ると痩せているが筋肉量が少なくだらしのない体型を指す言葉だ。ギクっとした読者の方も多いのではないか?カロリー制限して長時間有酸素運動すればそりゃ体重は落ちる。落ちるが、それではスキニーファットになる可能性大だ。美しく痩せたい人は有酸素&筋トレ一択、筋肉ゴリラを目指したい君は③の筋トレ単体一択だ!

ーーなるほど!いわゆる「ガリガリ」ではなくて、メリハリのあるボディーを作りたかったらただ体脂肪を減らすだけでなく、ある程度の筋肉のキープが大事なんですね。食事のとり方については何かコツがありますか?

 例えば「夜食べると太りやすくなる」とか「朝ご飯を食べると痩せる」というようなセンセーショナルなうたい文句には気を付けたほうがいいと思います。最近の研究では疑問符がつけられています。

ーーそういった言葉にはあまり根拠がないということですね…。

 そうですね。ただ、栄養に関して「一日の総量を守ること」という考え方はコンセンサスがとれています。例えばタンパク質なら体重1kgあたり0.8~2.0gのタンパク質を摂取することが推奨されています。

ーー筋トレという言葉を聞くとプロテインという言葉が自然と連想されるぐらい、筋トレとプロテインには深いつながりがあるイメージです。実際にそうなのでしょうか?そして日本人の一般的な食事にはタンパク質が不足しているという話も聞いたことがありますがどうなんでしょう?

 筋トレをしている人間が普段からプロテインプロテイン言っていると思ったら大間違いです。あ、そろそろプロテイン飲む時間だ。

プロテインの語源はギリシャの言葉で「最も重要なもの」を意味するプロティオスだそうです。古代ギリシャの人が「最も重要なもの」って言ってるんですよ。もうメチャメチャ大事ってことで間違いないでしょう。皆さん食事誘発性熱産生という言葉をご存じでしょうか?知ったが最後、あなたもは高タンパク食の魅力に抗えなくなります。はぁ…皆がわかるようにメッチャ丁寧に説明したい…。クボチュウ!キミに決めた!

 ポケモンみたいに呼び出さないでください。サトシは無視して、食事誘発性熱産生の解説をします。カロリーを摂取すると同時に消化吸収自体にもエネルギーを使うわけですが、これを「食事誘発性熱産生」と言い、タンパク質が約30%、脂質と糖質では約7%と報告されています。したがってタンパク質を多めに摂取することによって食事誘発性熱産生による消費カロリーを高めることができるといえるでしょう。

ーー要するに「摂取したカロリーが一部なかったことになる」みたいなことですよね?ささみとかブロッコリーとかいわゆるダイエットフードには根拠があったんですね!ちなみに筋トレ自体に減量効果はあるのですか?

 筋トレは運動なのでカロリーを消費しますが、その消費カロリー自体はそれほど大きなものではありません。なので適宜有酸素運動を取り入れるのがいいということになるでしょう。健康科学的な視点を持ちつつ、健全にダイエットに取り組む人が増えることを祈ってます!


ここまで読んでいただきありがとうございます。

夜食べたら太るはガセでした!これからは友人にそれを伝えるのはやめましょう。知識はどんどんアップデート!この書籍の情報だけでは筋トレを始めることは当然できないので、フォームに関する知識をまず得てから行いましょう。

あっプロテイン飲む時間だ!

ではまた次回。

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